グッピーの産卵時期に関する3つの誤解

せっかくグッピーについて調べても誤った情報を信じてしまったり、間違った解釈を覚えてしまったりしてしまうことがあります。

そこで今回は、グッピー飼育初心者の方が勘違いしていることの多い3つの事柄について解説していきます。

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グッピーに産卵時期はない

グッピーはメダカの仲間のため、初めて買う人の中にはグッピーも卵を産むと思っている人もたくさんいます。

しかし、これは誤りでグッピーは産卵をしないので産卵時期はありません。

メスがお腹の中で卵を孵して稚魚を産むので、一般的には出産と言われています。

グッピーの妊娠時期について

グッピーは生まれてから3、4ヶ月で交尾ができるようになります。

その見分けはメスの場合は難しいのですが、オスの場合は尾ヒレが細長くなり、ゴノポディウムという交接器になるので簡単に見分けることができます。

同様にメスの体内では卵が準備され、体からフェロモンを発してオスを誘います。

メスの準備が整ったことを知ったオスが交接器を使ってメスの体内へ精子を送り込むのです。

飼育初心者の方はこの交尾を見て「妊娠した!」と思ってしまいがちですが、この段階ではメスの体内に卵と精子が揃っているだけで受精はしていません。

精子と卵が入っているので外見上、メスのお腹は膨らんで見えるのですあ、実際の妊娠は〇日後です。

妊娠が進むとメスの肛門付近に卵巣が黒く透けて見え、体色の薄いグッピーなら稚魚の目が透けて見えるようになります。

出産が終わるタイミング

グッピーの出産は数時間~半日で終わります。

出産が終わってもお腹が膨らんだままなので「まだ産まれるのかな?」と思ってしまいますが、中にあるのは次の出産で使う卵と精子です。

グッピーはヒトなどの哺乳動物のように一度の出産で全ての卵と精子を使わないで次へ繰り越すことができます。

そのため出産後は交尾をしなくても2、3回の出産が可能です。

しかし、優秀な遺伝子を残そうという生存本能の働きによって、腹内に精子が残っていてもメスは交尾を行います。

こうして得た複数のオスの精子から取捨選択をし、稚魚を産むのです。

このような繁殖形態は卵胎生と呼ばれ、産卵時期のある魚と違って季節に関係なく約一ヶ月の周期で出産することができます。

以上3つが産卵時期に関して初心者の方が勘違いしやすい事柄です。

特に2つ目と3つ目は飼育の仕方に直接かかわってくることなので、間違った知識や思い込みで誤った飼育をしないように注意しましょう。

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