グッピーは酸性や弱酸性の水でも飼える?


グッピーを飼うのに水を弱アルカリ性にしなければならない、そう思い込んでいませんか。

弱アルカリ性をキープはしていなくとも、混泳の兼ね合いから水のphを中性に保っている人もいると思います。

しかし、適応能力の高いグッピーは弱酸性の水でも飼うことができるのです。

グッピーを弱酸性の水に慣らすことによって、ネオンテトラなどの弱酸性の水が適切とされている魚と混泳することができるので、混泳の幅がグッと広がります。

では、どのようにすればグッピーを弱酸性の水で飼うことができるのでしょうか。

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グッピーの国産と外国産の違い

弱酸性の水で飼うのであれば、外国産のグッピーよりも国産のグッピーの方が適しています。

日本の水に慣れた国産グッピーは元からphが中性付近で飼われていることが多く、国外からの輸送に比べれば運搬時間も短いので疲労が少なくてすむからです。

外国産は原種の生息域に近い弱アルカリ性の水で育てられているものが多く、それが中性に近い水にいきなり入れられることによってphショックを起こしてしまったり、あるいは劣悪な環境での飼育によって細菌に感染しており、水槽の他のグッピーへ病気をうつしてしまうこともあるので要注意です。

とはいえ、国産であっても外国産であっても、購入前の飼育水のphの違いというものは必ずあるので、自宅の水槽へ迎え入れてあげるときには別のケースにしばらく隔離して徐々に水に慣らしてあげるとよいでしょう。

そのためにも、予めそれまでの飼育環境について知っておくことが重要です。

グッピーを飼える弱酸性の水とは?

グッピーを弱酸性の水で飼育するためには、徐々に慣らしていくことが肝要です。

水槽飼育ではアルカリ性はph7.5~8.0を指し、弱酸性はph6.0~6.5を指します。

中性はph7.0となりますが、グッピーは環境適応能力が高く、また、国産のグッピーは中性から弱酸性寄りの水で飼われていることもあるので少しずつphを下げていけば、ph6.0までなら問題なく飼育することができます。

但し、排泄物や食べ残しなどですぐに水が酸性化してしまうので、こまめに水換えを行ってphが6.0を下回らないように注意しましょう。

上手に弱酸性を保つ

水中で生きるグッピーたちは水の変化に敏感です。

水換えの度に水質が変動してしまってはグッピーたちに負担がかかりすぎるので、水換え前には必ず水槽内と同じ水温とphに合わせておきましょう。

交換する水量は少なければ少ない程水質の変動を抑えることができますが、あまり少量の交換では意味がないので水槽の大きさに合わせて量を調整しましょう。

目安は水槽の水の4分の1~3分の1程度で、30cm水槽であれば、週一回の交換が一般的です。

それよりも水槽が小さければ間隔を短くし、大きければ長めの間隔でも大丈夫です。

何もしないでいると水は酸性に寄っていくので、弱アルカリ性を維持するよりは弱酸性を維持するほうが管理的に楽なこともあります。

そのため、混泳以外の目的で弱酸性の水でグッピーを飼育するのもいいかもしれません。

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