60cm水槽でグッピーをうまく繁殖させる3つのコツ

60cm水槽でグッピーをうまく繁殖させる3つのコツ
狭すぎず、広すぎない60cm水槽はグッピーの飼育時に使われることの多い水槽です。

では、60cm水槽ではグッピーはどのようにして飼うとうまく繁殖させることができるのか、グッピー導入初期から数の増減が少なくなる安定期までに抑えておきたい3つのコツをご紹介します。

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コツ1.グッピーを飼える数の目安を知る

まずは、その水槽に入れることのできるグッピーの数の目安について知りましょう。

グッピー1匹を飼うのに体積は最低でも1L必要と言われています。

60cm水槽の体積を計算すると、縦35cm×横60cm×奥行30cmの水槽の場合、総体積は63000cm3となります。

1000cm3=1Lより、63000cm3=63Lとなるので、この場合の飼育可能目安数は最大で63匹となります。

しかし、これは最大数であり、水槽内にポンプやフィルター、水草などを入れると必然的にスペースが減っていきます。

それらを加味して考えると、60cm水槽で飼育できるグッピーの数は約50匹といえるでしょう。

コツ2.グッピーが増え過ぎないように手を加える

胸が痛むことですが、どんなに設備が整っていたとしても、産まれてきたグッピーの稚魚を全て育てて繁殖させることはできません。

グッピーのメスは一度出産すると、それ以降は一ヶ月ごとに出産を繰り返し、その都度産まれる稚魚の数は10~30匹程となります。

例えば1匹のメスが毎月10匹の稚魚を産んだとしても、10×12=120匹が一年で増えることになってしまうのです。

グッピーの寿命は1~2年のため、安易に稚魚を守っているとすぐに数百匹のグッピーを抱え込むことになってしまい、その繁殖のしやすさに頭を悩ませることになってしまいます。

こう考えると、コツ1で知ってもらった飼育可能目安数がいかに少ないか分かってもらえることでしょう。

出産時には産卵箱に移して稚魚を育成することが推奨されていますが、60cm水槽一つでグッピーを繁殖させる場合は敢えてこれを行わず、稚魚の生き残りをグッピーの生存力に任せることで水槽に合った適正な数を保ちやすくなります。

コツ3.耐久力のある水とグッピーを育てる

グッピーを飼っていく上で、最も気をつけたいことは水質悪化による病気の発生です。

特に、病原菌が蔓延した状態になってしまうとグッピーが全滅してしまう危険もあるので注意しましょう。

定期的に水換えを行い、水温・水質を適性値に維持することで水中のバクテリアの数が安定し、グッピーの出す排泄物などの有害物質を分解するサイクルが確立されます。

また、水の状態が良ければグッピーの体調も良くなり、多少の病原菌には負けない丈夫なグッピーに育ちます。

水質悪化と病気の予防はグッピーの数を安定させるためには欠かせないことです。

飼育するグッピーの数を意識することと併せて、可能であれば、常に水温を確認できるようにしておき、定期的に試薬で水のphや有害物質の量の確認をするようにしましょう。

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