グッピーと混泳できる生物はたくさんいます。
それこそ、同じ環境で飼育でき、体長も同じくらいで性格の穏やかな熱帯魚であればほとんど混泳できるほどです。
そこで今回は「混泳のしやすさ」ではなくグッピーにも負けない見た目の華美な熱帯魚を紹介していきます。
コリドラスハスタートゥス
グッピーとの混泳相手としてよく名前の挙がるコリドラスですが、中でも混泳おすすめは
コリドラスハスタートゥスです。
僅かに乳白色の滲んだ透明な体をしており、対照的に尾の付け根は黒く染まっています。
口から伸びる小さなヒゲが可愛らしく、愛嬌抜群です。
体長は約3cmとコリドラス種の中でも小さく、グッピーとケンカすることもありません。
水底にいることの多いコリドラスですが、コリドラスハスタートゥスは底だけでなく中層域までを遊泳するので見た目が賑やかになります。
体が小さいので群れで泳ぐ習性が強く、導入するときには複数匹を一緒に水槽へ入れてあげるとよいでしょう。
トランスルーセントグラスキャット
次に混泳おすすめするのは、頭部の一部を除いて全身が透明なトランスルーセントグラスキャットです。
透明ナマズの呼び名の通り、丸見えの脊椎骨と肋骨をうねらせて泳ぐ様は、一度見たら忘れられないでしょう。
グッピーと同じ水質、水温で飼育でき、餌も人工餌からアカムシなどの生餌まで何でもよく食べてくれます。
数が少ないと水草などに隠れてしまいがちになりますが、複数匹を飼育すると群れを作って水槽を泳いでくれるので数を揃えて水槽に入れてあげましょう。
グローライトテトラ
テトラ種の中ではよくネオンテトラやカージナルテトラがグッピーとの混泳おすすめ相手として挙げられますが、グローライトテトラも混泳おすすめです。
青銀の煌きと赤いラインが目を引くネオンテトラと違い、グローライトテトラは半透明の体に赤いラインの入った熱帯魚です。
口の先から尾の付け根までスッと伸びる赤いラインは、目の上側にもかかっているので半目気味に見えて可愛らしいです。
水温は22~28度、水質は弱酸性~中性が適応範囲です。
非常によく餌を食べるので、与え過ぎには注意しましょう。
また、グローライトテトラ以外の混泳魚にも餌が行き渡っているか気をつけてください。
他にもおすすめしたい混泳魚はたくさんいますが、それこそキリがなくなってくるのでグッピーと混泳して主役の座を奪わない、しかし埋もれることもない名脇役の熱帯魚を紹介しました。
冒頭の通り、グッピーと混泳できる魚はたくさんいますので自分の気に入った見た目の魚たちを混泳させてみましょう。
どれがいいか分からない、という熱帯魚飼育初心者の方は、上に挙げた三つは飼育も容易でグッピーとの相性もいいので是非試してみてください。