グッピーの水槽にライトを取り付け、光を当てることでよりいっそう彼らの美しさを引き出すことができます。
ライトを当てることで水槽の見た目は明るく華やかになり、グッピーの体色もより鮮やかに、生活リズムも整い、水草もすくすくと成長させることができるので、アクアリウムを楽しむのならライトの取り付けは是非とも取り組みたいことの一つといえるでしょう。
ライトの点灯と消灯のタイミング
ライトを使用するにあたって、最も注意しなければならないことは点灯と消灯を毎日決まった時間に行うことです。
グッピーは周囲の明るさに合わせて体内時計を調整しています。
そこへ点灯と消灯がバラバラなライトが導入されるとグッピーの生活リズムが乱れて体調を崩してしまいます。
生活環境によっては毎日同じ時間にライトの電源を操作できないこともあると思うので、タイマー付きのものを用意しておくと使い勝手が良いのでおすすめです。
夜間の点灯について
昼はライトを点けて、夜には消しているという水槽が多いと思いますが、実は逆でも問題ありません。
守らなければならない大事なことは、暗い時間と明るい時間をしっかりと作ることで、昼間にグッピーが眠れない程騒々しい環境でなければ、夜にライトを点けて電気代を少し安くすることもできます。
ただし、昼間は水槽に布をかけるなどして、明かりが入らないように注意しましょう。
ライトの当て方
水槽を見やすくするためだけでなく、グッピーの生活リズムを整えるためにもライトはあった方がよいです。
ライトは水槽にフタをしてその上に取り付けて使用しましょう。
フタがない状態の水槽の上にライトを取り付けると、グッピーが何かの拍子に上へ跳び出したときに感電したり、跳ねた水が照明にかかって故障したりする恐れがあります。
また、フタをすることで水槽へ埃などが落ちることも防げますし、グッピーの水槽からの跳び出しを防ぐこともできます。
理想的なライトの照射時間は6~10時間とされており、それ以下だと水草が成長しにくく、グッピーの色の発色も美しくなりません。
一方、10時間以上だと睡眠時間が足りなくてグッピーが体を崩すので注意しましょう。
ショップで飼われているグッピーは殆どがヒトと同じように昼に行動し、夜に眠る飼い方をされています。
夜にライトを点ける昼夜逆転の生活をさせるのであれば、その生活リズムへ少しずつグッピーを慣らしてあげることが必須でしょう。