グッピーの稚魚を育てるためには給餌回数はできるだけ多くしましょう。
殆どのところでそういわれていますが、ただ無闇にたくさんあげていれば良いというわけではありません。
たくさんあげてもグッピーが食べられなければ、食べ残しが水を汚してグッピーにとって悪影響となってしまうのです。
では、最適な給餌回数とは具体的にどのくらいのものなのでしょうか。
目次
給餌回数の決め方
給餌回数を決めるには、まず日頃の自分の生活を思い返さなければなりません。
そこから、グッピーの稚魚に餌をあげられるタイミングを数えていきます。
例えば、朝起きて一回目、外出前に二回目、帰宅後に三回目、夕食後に四回目、寝る前に五回目・・・このようにして数えていけば自分がグッピーに餌をあげることができる最大数が分かります。
中には、一日十回以上も餌を与える人もいますので回数の上限に関しては気にする必要はありません、
そしてこの回数は必ずしも毎日同じである必要はありません。
平日は五回だけど休日は十回など、自分の予定に合わせて最大限給餌してあげてください。
餌のあげ方と注意点
産まれた直後の稚魚の体にはヨーサックという栄養袋が付いているので、まだこの段階では給餌の必要はありません。
数時間もすると、それまでじっとしていた稚魚が泳ぎ始めるのでこのときに最初の餌を与えましょう。
餌はブラインシュリンプをわかして与えるのが良いとされていますが、親と同じ人工飼料でも問題ありません、
その際はスプーンで擦り潰すなどして細かくしてあげましょう。
注意したいのは稚魚は食い溜めができないことと、頻繁な給餌による水の汚れです。
いくらたくさん与えていても、稚魚が食べきることができなければ食べ残しが水を汚すばかりです。
少し足りないかな、と感じる程度の量を与え、水の汚れにも気を配りましょう。
フィルターを設置するのはもちろん、水換えも行い、いつでも新鮮な水と餌を与えることが丈夫な稚魚を育てることに繋がります。
稚魚を入れる水槽
最初は産卵箱に入れていた稚魚ですが、大きくなるにつれて入れ物も変えていかなければなりません。
それを見越して最初から大きめの水槽を用意してしまうと、広い水槽内で餌を見つけられなかった稚魚がなかなか大きくならないので気をつけましょう。
さて、最適な給餌回数と最適な空間で稚魚が十分に大きくなったら、いよいよ親と合流のときです。
事前にしっかりと水合わせをし、念のため水草を増設しておくとうまく合流させることができます。