グッピーの稚魚が成長する早さ


グッピーの稚魚を育てるときの一番の悩みは、なかなか成長しないことだと思います。

特にグッピーの飼育に慣れていない初心者の方は一、二ヶ月経ってもあまり大きくならず、親グッピーのように色や模様も表れなくて不安になることもあるでしょう。

果たして、グッピーの稚魚はどれくらいの早さで成長するのでしょうか。

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月ごとの成長の目安

産まれたばかりのグッピーの大きさは5~8mmです。

そこから一ヶ月後には1.2~1.8cm、二ヶ月後には2~2.5cm、三、四ヶ月後には3~4cmまで成長します。

大きさに拘わらず、生後三、四ヶ月を経過したグッピーは生殖能力を持ち始めるので、親を選別したい場合にはこの時期にオスとメスを見分けてそれぞれを隔離するとよいでしょう。

それまで、特に最初の一ヶ月は成長のめざましかったグッピーですが、この頃から成長が緩やかになってきます。

一方で、グッピー最大の特徴である多彩な色味や様々な模様、豪奢なヒレなどが顕著になってきます。

生後六ヶ月もすると親と同じ大きさになり、見た目が一番キレイになるので、この頃に次の繁殖に使うグッピーを選ぶとよいでしょう。

上手に成長させるためにするべきこと

残念ながら、必ずしも上に書いたようなスピードで稚魚が成長してくれるわけではありません。

餌や環境など様々な要因によってグッピーの稚魚の成長速度は異なります。

最も影響するのは餌の与え方や種類です。

餌はブラインシュリンプを与えることが理想とされていますが、手間と予算の関係からそう頻繁に与えるのは難しいという方もいると思います。

冷凍されたものや粉末状になったものなど、様々なタイプの餌がありますのでこれらを与えつつ、補足的にブラインシュリンプを与えると喜んで食べてくれます。

親と同じ人工飼料でも問題ありませんが、生餌を与えたときに比べて稚魚の成長が遅いです。

人工飼料を与えるときには稚魚が食べやすいように細かく磨り潰してください。

次に環境ですが、水温と水質に関しては親グッピーと同じもので問題ありません。

気をつけたいのは水槽の大きさで、数に対して水槽が大きすぎると稚魚が餌を見つけるのに苦労しますし、狭すぎるとお互いの存在がストレスになってなかなか大きくなりません。

産まれてからしばらくは産卵箱で育て、三、四週間くらいしたら小型の水槽に移すとよいでしょう。

親と同じ水槽で稚魚を飼育する場合

上では稚魚を産卵箱などで隔離することを前提に育て方を記しましたが、グッピーは数が増えやすいので「コンテストに出場が目的!」という人以外は毎回隔離して出産させる必要はありません。

親と一緒に飼育している場合、稚魚はほとんど水草に隠れているので餌を与えても、あまり食べに来てくれません。

スポイトなどを使って稚魚の近くに餌を置いてあげるようにしましょう。

稚魚を丈夫に育てるためには、たくさん泳がせることも重要です。

親と同じ水槽で飼育していた稚魚の方が大きく頑健に育ったという話もありますので、自分にできる範囲で稚魚の成長を見守っていき、グッピーのいる生活を満喫しましょう。

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