グッピーの稚魚を親と隔離して育てている方も多いと思いますが、どれくらい経ったら隔離期間を終了してもいいのか分からない、という方もいると思います。
そこで今回は、初心者の方でも簡単に稚魚の隔離期間終了を見極める3つのポイントをご紹介します。
1.期間で見極める
最も手軽なのがこの方法です。
グッピーの稚魚は三~四ヶ月で成魚になります。
飼育に慣れていない方によくあるのが体があまり大きくならない、ということですが、たとえ体が小さくてもこの頃には生殖能力を持った立派な大人になっているので親たちと合流させてしまっても問題ありません。
親選別のため、オスとメスを分けたいという人もこのくらいの時期にオスメスの区別ができるようになるので、特徴のはっきりしてきたグッピーから分けていくとよいでしょう。
2.大きさで見極める
一般的には、親の半分~同じくらいの大きさになっていれば、親に食べられる恐れも、つつかれたショックで死んでしまうこともないので、隔離期間を終えても良いとされています。
上手く育てていれば一ヶ月弱で親と同じか半分くらいの大きさになるので、早ければ一ヶ月程で隔離期間終了ということになります。
水槽の数に余裕があり、世話にも十分時間をかけられるという方は、ポイント1に則ってあと一、二ヶ月隔離して飼育するのもよいですが、忙しくて世話に時間がかけられない方などは大きさを見て合流するのもよいでしょう。
3.行動力と体力で見極める
稚魚を隔離する目的は死なせないことです。
そのために時間をかけて体が大きくなるのを待つわけですが、時間と大きさ以外にも見極めるポイントがあります。
それが、親から逃げられるだけの遊泳能力と少々つつかれたぐらいでは死なない丈夫さです。
グッピーは特別体が弱いわけでも、泳ぎ合わせにデリケートな魚でもありませんので、たとえ三ヶ月経っていなくても、体が親の半分もない程小柄であっても、元気いっぱい泳ぎ回っていて十分な体力があれば合流させてしまっても問題ありません。
以上の3つが隔離期間終了を見極めるポイントです。
3つ全てを使って総合的に判断しても良いですし、どれか1つを使って簡単に判断することもできます。
最も重要なことは、愛情をもってグッピーたちに接してあげることです。
そのためにも、飼育者の負担にならない、無理のない範囲での飼育を心がけましょう。