グッピーを繁殖させるための方法

グッピー (1)
グッピーはとても精力旺盛で繁殖し易い魚と言われています。

繁殖は生後3ヶ月程経つ頃から始まります。初産では10匹程度しか生まない稚魚も、成熟すると100匹くらい生むようになります。

では、グッピーの繁殖方法は一体どうなっているのでしょうか。

まずグッピーの繁殖方法の前に、出産方法について知っておかなければいけません。

グッピーは卵胎生という繁殖の方法を持つ魚です。

卵胎生は何かというと、まず母親は自分のお腹の中で卵を育てて孵化させます。

そして孵化した稚魚がある程度の大きさになるまでお腹の中で育てた後、出産します。

分かりやすく言えば、グッピーは卵ではなくて仔を生むということです。

グッピーはオスの尻ビレが生殖器になっていて細長い形状です。

一方メスは普通の丸い形状のヒレです。繁殖させるためには、オスとメスを数ペア同じ水槽で飼います。

やがて相性の良いペアができるとオスのグッピーはメスを追いかけて交尾をします。

これが重要で、交尾が無ければ繁殖しません。

交尾から約1ヶ月弱で出産します。出産の1週間前になると母親のグッピーのお腹はパンパンに大きくなって、お尻付近には稚魚の目が見え始めます。

グッピーを確実に繁殖させるなら、この出産前のタイミングで母親を産卵箱に隔離しておきます。

産卵箱に移すことにより生まれたてのグッピーの稚魚が他の魚に食べられてしまうのを防ぐことができます。

産卵が終わった後は母親をもとの水槽に戻します。これは、生まれた稚魚が母親に食べられないようにするためです。

産卵後の産卵箱から母親を出すと、中には稚魚だけが残ります。

生まれた稚魚はまだ母親の口に入るサイズなので産卵箱の中で母親の半分くらいの大きさになるまで育てます。

産卵箱内で稚魚を育てる際の注意事項があります。

稚魚が生まれたら餌を与えますが、餌の量に注意してください。

餌は稚魚専用のものやフレーク状のものを砕いて与えますが、その時の量が肝心です。

一度に与える量は少なめにしておいて回数を多く与えるのが良いです。

稚魚が食べきれるくらいの量にしておかないと、余った餌が産卵箱の底に沈殿して水質悪化の原因となります。

水質の悪化は病気などを誘発しますので十分な注意を払ってください。

親の半分くらいの大きさに育てば、もう口に入ることはありませんから、食べられる心配がなくなります。

そうなると、元の水槽に戻してやることができます。

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