グッピーはどうやって寝るの? 3分で分かる良質な睡眠時間の作り方 グッピー,寝る
グッピーを健康かつ長生きさせるためには、睡眠の質が重要になります。
どんなに水をきれいにしていても、毎日ブラインシュリンプを餌に与えていたとしても、睡眠が悪質では丈夫なグッピーを育てることはできないのです。
では良質な睡眠とはどのようなものなのでしょうか?
それにはグッピーに必要な睡眠時間や環境について知っておくことが必要です。
しかし逆に言えば、それさえ分かっていれば誰でも良質な睡眠時間を作り出せるようになります。
それでは、順を追ってお話いたしますので、3分間お付き合いください。
グッピーがどうやって寝るかを知る
グッピーが水槽の底や水草の影、障害物の中でじっとしていたら、そのときが寝ているときです。
グッピーには目蓋がないので寝る間も目は開いたままです。
このときのグッピーの眠りは原始睡眠と呼ばれ、人間で言えばレム睡眠にあたります。
体は休んでいるけれども頭は働いている浅い眠りなので、近くを他の魚が通ったり、何か音がしたりするとすぐに目を覚まして動きます。
そして何事も起こらなければ、再び安全地帯に落ち着いて寝るのです。
グッピーの睡眠時間を知る
変温動物のグッピーは、例えば人間のように感覚をシャットアウトして長時間眠ってしまうと体温が下がり、身体機能に影響が出てしまいます。
そのためグッピーの睡眠時間はとても短く、数分~十数分程度の浅い眠りを繰り返し行い、一日2~3時間の睡眠時間で事足ります。
グッピーの寝る時間帯などは固定されておらず、殆どは周囲が暗く静かになった夜間に眠ります。
良質な睡眠時間の作り方
これまでの内容から自ずと分かっていただけると思いますが、グッピーに良質な睡眠をとってもらうためには、静かで暗い空間を一定時間確保することが肝要となります。
この時間は必ずしも夜である必要はなく、水槽の照明を消したり、水槽を布や段ボール箱などで覆ったりして作った暗期でも問題ありません。
前述のグッピーが眠るために必要な2~3時間を作るためには、ライトの照射時間は自然界の平均時間にならって8~10時間にしておくと良いでしょう。
しかし、その時間の開始や終わりが毎日バラバラだとグッピーの体内時計が狂ってしまうので、必ず決まった時間に点灯と消灯を行うようにしてください。
仕事の都合などで毎日定刻に照明をON・OFFできないときは、プログラムタイマーの利用をおすすめします。
千円以下の低価格なものから、1秒単位で設定できるもの、設定内容を複数保存して用途に応じて設定を切り替えられるもの、など便利なプログラムタイマーがたくさんあります。
24時間繰り返し自動実行するプログラムタイマーを1つ取り付けておけば、それ以降は自動で照明のON・OFFが行われるので非常に便利で、グッピーの体調管理に非常に役立ちます。