グッピーを混泳させるときに押さえておきたい3つこと


1種だけでも華やかなグッピーですが、せっかく水槽を用意したのだから他の種類の生物も混泳させたいという方は多いと思います。

しかし、魚同士には相性もあれば性格もあります。

不用意にお気に入りの魚たちを混泳させていると、片方が全滅してしまう恐れもあるので事前によく調べておきましょう。

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グッピーと混泳させていいもの

グッピーとの混泳を考えるにあたり、まず確認すべきはグッピーと同じ環境で生育できるか、ということです。

次に確認すべきは縄張り意識の低く、気性の穏やかな種類であることです

リボン、スワローなどの伸長、拡大したヒレが特徴的なグッピーとの混泳では特にこの点を注意してください。

追いかけ回されたり、つつかれたりでヒレが傷ついてしまうと見栄えが悪くなるばかりでなく、グッピーが衰弱してしまいます。

最後にグッピーと同程度の体の大きさであることを確認しましょう

気性が荒くなくても魚は自分より小さく、動くものを見ると反射的に口を開けてしまいます。

そのため誤って食べられてしまうこともあるのです。

以上の三点を踏まえてオススメするのは、コリドラスやオトシンクルスなどのナマズの仲間です。

ローチやカラシンなども混泳可能ですが、こちらはやや気性が荒いものもいて、グッピーとケンカになってしまうこともあります。

十分な大きさの水槽を用意していても混泳直後はグッピーのヒレが破れていたり、追いかけられていたりするところを目にするかもしれません。

生来の性格が大人しいものであれば、混泳を続けていくうちに慣れてグッピーが傷つけられることもなくなりますが、これは同種でも個体によって異なるため様子を見ないと分かりません。

いつまで経ってもグッピーを追いかけるようであれば混泳は諦めましょう。

グッピーと混泳させてはいけないもの

混泳させていけないものは、簡単に言えば混泳させていい3点を逆にしたものです。

まず、グッピーとは水温・水質の環境が異なるもの

次に気性が荒く、他種の魚を攻撃してしまうもの

最後に大きさが極端に異なるもの

グッピーよりも混泳相手が小さいとグッピーに食べられてしまう可能性があります。

例えば、ブラインシュリンプなどの小型のエビ類を混泳させているとグッピーに食べられてしまいます。

また、ベタやエンゼルフィッシュなども混泳させるには難しい相手です。

混泳させるときの注意

グッピーにその他の熱帯魚、水草に流木などの障害物、フィルターなどの各種飼育機器と、水槽に入れるものはたくさんあり、それらのことを考えると小型の水槽での混泳が困難であることが分かると思います。

しかし、飼育数に対して十分な大きさのある水槽であれば、グッピーは多くの種類の熱帯魚と混泳できます。

導入初期のポイントとしては、多めに水草を入れておき、お互いの姿がストレスにならないようにしておくとよいでしょう。

また数が増えれば水中の酸素量は減り、排泄物などによる汚れも早まります。

様子を見て、動きが鈍くなっているように感じたら水替えをこまめにしたり、ろ過装置の出力を上げてみるとよいでしょう。

色々な熱帯魚を混泳させると、水槽内が賑やかになり、いっそう華麗になります。

時に苦労を伴う混泳ですが、その経験は今後の熱帯魚の飼育に役立つことも多いので、混泳をさせたことがない方も、思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。

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