水槽と一緒にグッピーの餌も揃えられたら良いのですが、急に人から譲ってもらったり、近場のペットショップにグッピー用の餌が売っていない、ということもありますよね。
一方、金魚の餌というのはほとんどのペットショップで取り扱っており、スーパーで陳列されていることもあります。
日常的にも臨時用としても、金魚の餌が使えたら便利ですよね。
金魚の餌でも大丈夫
グッピーは雑食性の熱帯魚なので、食べさえすれば金魚の餌でも問題なく育てることができます。
しかし、金魚はグッピーよりも体が大きいので与える餌の大きさには注意しましょう。
長時間水面に浮くフレークタイプの餌であれば、指先で摘まんで擦ることで細かくすり潰すこともでき、グッピーにとって食べやすくなります。
あまりにも安価な金魚の餌は、かさましのために小麦粉を入れていたり、質が粗悪であったりするので適正価格のものを食べさせてあげましょう。
グッピー用の餌との違い
グッピー用の餌として売り出されている商品はたくさんありますが、それらは全てグッピーの生態に合わせた高カロリーなものとなっています。
グッピーは1~2年の寿命の間に成長し、メスは毎月のように稚魚を産みます。
そのため比較的、高蛋白・高脂肪なグッピーの餌はこれらの生態を維持するのに適しているのです。
しかし、金魚の餌にもグッピーが成長するために必要な栄養は十分に含まれているので、金魚の餌だけでもグッピーを育てることは可能です。
金魚の餌だけで育てたグッピーとグッピー用の餌で育てたグッピーを比べたとき、一世代であれば見た目の上での違いは殆どないでしょう。
違いが出てくるとすれば数世代先の話となりますが、それも明確なものではないので、コンテストに出場する予定がないのであればそこまで気にすることはありません。
与える餌の質にこだわるのだとすれば、いかにブラインシュリンプなどの生餌を与えるか、という点になるでしょう。
生餌はグッピーの成長を促し、免疫力を高めてくれます。
毎日生餌を与えることは水を汚してしまったり、ブラインシュリンプを孵化させたり、と手間と時間がかかって大変だと思いますが、たまにグッピーに生餌をあげると喜んで食べてくれますよ。
普段は人工飼料をメインにしつつ、おやつとして生餌を与えている飼育者の方も多いので是非試してみてください。
まとめ
本記事の内容を以下にまとめます。
・グッピーは金魚の餌でも飼える。
・元気なグッピーを育てたいなら、おやつとして生餌を与える。
生餌を与えたあとは水が汚れるので水換えをしてあげると良いでしょう。