グッピーは水温の適応範囲が広く、そのため、水槽用のヒーターを取り付けていないという方もいるのではないでしょうか?
ヒーターを取り付けていない場合、気になるのはグッピーの最低温度だと思います。
果たしてグッピーは最低温度何度までなら飼育することができるのでしょうか。
目次
グッピーを飼育できる最低温度
短時間であれば、グッピーは15度以下、10度に近い水温でも生きられます。
しかし、長時間冷たい水に入れたままにしておくと動きが鈍くなり、やがて死んでしまいます。
グッピーは変温動物なので自分で体温を調節することができず、周りの水温に合わせて体温が変化するので、長時間低温にさらされると体の機能が停止してしまうのです。
健康なグッピーを飼うためには水槽の温度が20度を下回らないようにするとよいでしょう。
これは換水時や1日の気温変化などによって水温18度以下にならないようにするためです。
また、他の熱帯魚と混泳させるときには、混泳魚の最低温度も確認しておき、必要があれば温度を調整しましょう。
適正温度を保つためにあると便利なグッズ
水温計の中には最低温度と最高温度を記録する機能を備えたものもあり、この機能を備えた水温計はとくに季節の変わり目などで気温の変動の激しい時期に重宝すると思います。
水温計はアナログ型、デジタル型から始まり、表示盤の見やすさ、デザイン、温度測定の精度など様々な違いがあります。
用途やデザイン、機能を考慮して使いやすいものを水槽に付けておくと便利でしょう。
水槽を温める装置には大きく分けて二種類あり、ヒーターとサーモスタットが一体になっているタイプと、別離しているタイプがあります。
サーモスタットとは加熱部のヒーターを制御する機械であり、一体型よりは別離型の方が細かい設定ができます。
一体型の中にはあらかじめ設定された温度になると作動するオートタイプがあり、操作が簡単なので不慣れな方でも扱いやすいです。
また、水温を下げる逆ヒーターという機械もあり、これらは夏場などにあると便利です。
グッピーを飼育するために重要なこと
最低温度を調べてそれ以下の温度にならないよう水温を設定しても、そこで終わりではありません。
適性な温度であることと同じくらい大切なことが、水温の変動の幅を小さくする、ということです。
一日のうちに20度~26度の間を目まぐるしく変化すると、たとえ適性範囲内であってもグッピーは疲弊し、病気になったり死んだりしてしまいます。
一日を通して水温が大きく変動しないよう、室内の冷暖房を操作しておくのもよいでしょう。