ウィーンエメラルドの飼育・繁殖方法

guppy
ウィーンエメラルドは様々な特徴をもったカラフルなグッピーです。

ボディには目のような黒い大きな点があり、背ビレは黄色味がかっています。

尾の付け根付近は光沢のあるグリーンで、尾ビレの色は上下で異なります。

このようにやや複雑な見た目のグッピーであるため、ウィーンエメラルドと称して様々な見た目のグッピーが市場で売られていたりします。

模様やカラーなどはっきりとしない稚魚のうちはいっそう判別が難しいのも、その要因の一つといえるでしょう。

ウィーンエメラルドの飼育に挑戦する際には、上記4つの特徴をしっかりと見極める必要があります。

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ウィーンエメラルドの飼育方法!混泳・水温・餌など

他のグッピー同様、中性~弱アルカリ性の水質で20~28度の環境で飼育可能です。

ハサミのように上下に鋭く伸びる尾ビレで快活に泳ぎ回るので、強い水流を作らないように注意してください。

生餌や冷凍餌、人工飼料まで何でも良く食べますが、生餌や冷凍餌は食べ残しなどによって水質が酸性に傾いてしまうので、頻繁に水を入れ換える必要があります。

忙しくて時間が取れないときなどは、フレーク状の人工飼料がおすすめです。

長時間水面に浮いているため餌の劣化が遅く、多くはその間にウィーンエメラルドによって食べられます。

ウィーンエメラルドの成長や健康を維持するために必要な栄養が揃っているので、1日数回に分けて与えるとよいでしょう。

ウィーンエメラルドは穏やかなグッピーなので、他の熱帯魚と混泳できますが、混泳相手には注意してください。

ウィーンエメラルドに対して体が大きすぎたり、縄張り意識が強かったり、常に泳ぎ回っているような種類は避けた方が無難です。

おすすめは、コリドラスやオトシンクルスなど、大人しくて水槽の下層にいる魚です。

ウィーンエメラルドの繁殖・遺伝

ウィーンエメラルドは尾ビレの上下が突出しているため、ダブルソードと思われがちですが、実はトップソードとボトムソード、両方の性質を併せ持つトップ付きボトムという表現になっています。

このような特殊な尾ビレの形質と、精細に富んだボディの特色を押さえて繁殖させると、次世代以降も美しいウィーンエメラルドを得ることができます。

より特色のはっきりしたウィーンエメラルドを得たいなら、親を選別し、水槽を分けて飼育と繁殖をするとよいでしょう。

オスはよりウィーンエメラルドらしいものを、メスはボディに色や模様のない個体で尾ビレが透明なものを交配させるとよいです。

とはいえ、あまり厳しく選別すると水槽の数が増えてしまったり、交配にかなうウィーンエメラルドがいなくなったりしてしまいますので、ある程度は自然淘汰に任せつつ気長に繁殖を楽しんでいくのがよいでしょう。

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