ゴールデンプラチナレッドテールは、上半身に金属光沢を持つ赤いグッピーです。
光の当たり加減でシルバーにもゴールドにも輝くボディと、シルクのように滑らかな赤い尾ビレが大変魅力的です。
ゴールデンプラチナレッドテールの飼育方法! 混泳・水温・餌など
水温20度~28度の環境で飼育してください。
水質は中性~弱アルカリ性を維持しておくと丈夫で健康なグッピーに育ちます。
水温が低すぎたり高すぎたり、あるいは水が弱酸性に偏っていると体調を崩したり病気になってしまいます。
ゴールデンプラチナレッドテールは稚魚から約三ヶ月で繁殖可能な成体にまで成長します。
大きさはオスが約5cm、メスが約7cmとなります。
30cm程の小型水槽からでも飼育できますが、繁殖能力が高いので自然と稚魚が生まれて数が増えてしまいます。
水槽内が過密になってしまうと、稚魚が親に食べられてしまったり、水質劣化のサイクルが早まったりするので、飼育する数に対して余裕のある大きさの水槽が望ましいでしょう。
おすすめの餌は、長期保存のできるグッピー用の人工飼料です。
稚魚には細かく磨り潰した人工飼料やブラインシュリンプなどの生餌がおすすめです。
ゴールデンプラチナレッドテールは性格の穏やかな熱帯魚なので、同程度の大きさで大人しい熱帯魚とであれば混泳可能です。
しかし、水槽に十分な大きさがなかったり、水草などの隠れ場所が少なかったりすると稚魚が混泳魚や親によって食べられてしまいますので、水槽のレイアウトは工夫してください。
産仔直前のメスを産卵箱に隔離して稚魚だけの水槽で育てるのもよいです。
ゴールデンプラチナレッドテールの繁殖・遺伝
ゴールデンプラチナレッドテールは同種のオスとメスで繁殖させる限り、色の濃淡やプラチナの発色範囲などは個体差がありますが、白金の煌きとレッドテールは失われません。
グッピーの体色に関して、レッドは優性的に遺伝され、またゴールデン遺伝子も劣性ホモの組み合わせであるからです。
一方、プラチナ遺伝子はオスのみが持っているため、厳密にいうとゴールデンプラチナレッドテールにメスはいません。
品種維持のための交配にはゴールデンフルレッドなど、同じ特徴を持つメスのグッピーを使用してください。
プラチナ遺伝子は、オスを決定づけるY染色体上にいます。
このため、プラチナ遺伝子はオス親からオス子へと遺伝され、生まれてくる子供のオスは全てプラチナ遺伝子を持っていることになるのです。
一匹からでも水槽が華やかになるゴールデンプラチナレッドテールですが、初心者でも簡単に安定して数を増やしていけるので、手軽にアクアリウムを楽しむことができます。