旅行などで数日家をあけるとなると、グッピーの餌やりや飼育はどうしたものかと困ってしまいますよね。
いきなりですが、そんなときの極意をお伝えします。
それは、何もしないことです。
旅行で不在だからといって前日に多めに餌やりをすると、かえってグッピーに負担をかけてしまいます。
では、どうして何もしない方がいいのか、旅行前日までにやっておくと良いことと併せてお話いたしましょう。
餌やりはしない方が良い!
当然のことながら、旅行中は誰もいないので水換えをすることができません。
しかし、そんな環境で餌を与え続けてしまうと、食べカスや老廃物によってどんどん水が汚れてしまいます。
敢えて餌やりをしないことで、老廃物も少なくなり、水をきれいに保つことができるのです。
グッピーは食べなくても平気!
体の十分に成長した、健康に問題のないグッピーであれば1週間は餌を与えなくても問題ありません。
というのもグッピーは体温維持を行わないので、その分エネルギー消費が少ないのです。
さらに餌を断つことで消化に使われていたエネルギーも温存でき、長期間の絶食も物ともしなくなるのです。
旅行前にしておくと良いこと
旅行の前日や前々日には水換えや掃除をしておくと、水を長くきれいに保つことができます。
しかし、旅行の直前にしてしまうと、万一水の変化でグッピーが体調を崩したときに対処できないので、必ず様子を見る期間を設けてください。
自動で水温を管理できるようなヒーターなどの設備も整えておくと良いのですが、準備できない場合は直射日光の当たらない、できるだけ温度変化の少ない場所へ水槽を移動しておきましょう。
また、旅行の前日から絶食してあらかじめ老廃物をスポイトで取り除いておくことも有効です。
市販されている旅行用のグッズについて
ペットショップでは、長期間家を空ける人のため自動給餌機や長持ちする餌が売られています。
これらの道具の使用を否定するわけではありませんが、1週間程度の旅行であれば使わない方が無難でしょう。
旅行時のグッピーの飼育には、水をきれいに保つことを念頭に事前準備をしっかりとしておけば十分です。
色々とお話してきましたが、今回の話で最も重要なことは冒頭に述べた通り、何もしないことです。
しかしそれも、日頃のグッピーの飼育をきちんと行い、元気なグッピーでなければ成り立ちません。
長期旅行が決定したら、出発日までグッピーの体調が絶好調になるように飼育してあげましょう。