グッピーはカラフルで華麗に泳ぐ姿が人気の魚ですが、繁殖が簡単で数を増やすことができることでもよく知られています。
グッピーの繁殖が簡単というのは、通常の魚は卵を産んで孵化して稚魚になりますが、グッピーの場合哺乳類とよく似ていて母親がお腹の中で稚魚になるまで育ててから出産をするからです。
卵の状態で産むと他の魚に食べられたり、カビが生えたりと孵化するまでの壁が高くなりますが、稚魚で生まれてきたグッピーはすぐに泳ぎ始めることができます。
そのため、水槽の水質などの環境条件さえ整えていたら元気な母親から元気の良い仔が次から次へと生まれて育っていきます。
グッピーは出産で何匹の仔を生むのでしょうか。
簡単で数を増やすことができるグッピーの出産は、生後4ヶ月くらいから始まります。
初産では出産にかかる時間が少し長くなることがありますが、経験とともに心身とも慣れてきてスムーズに行うことができます。
4ヶ月くらいで始めて出産を行う母親のグッピーが一度に生む仔の数が何匹かというと大体10~20匹です。
まだ体も成熟してなく発達途上にあるため、最初に出産する仔の数は少なめです。
グッピーは一生に3回出産をすると言われています。その生涯は10ヶ月から1年ちょっとと非常に短くなっています。
短期間の間に3回の出産を繰り返して次の代へとバトンタッチしていくのです。
初産を終えたグッピーはすぐに次の出産に向けてお腹が大きくなってきます。
そして約1ヶ月の周期を経て2回めの出産を行います。グッピーの出産の周期は28日と言われています。
生後4ヶ月経過した時から約1ヶ月に1回出産を行います。体が成熟してくるとメスのグッピーが一度に出産する仔の数は増えてきます。
その数が何匹かというと、最大100匹と言われるくらい何匹もの稚魚を放出します。
1ヶ月毎に100匹近くを出産して、その仔が育っていくとあっという間に水槽で飼育できないくらいの数になっていきます。
まして、出産するグッピーは水槽内に1匹だけではないでしょうから、毎月何百匹ずつ増やしていくことが可能です。