気づいたらグッピーの水槽にタニシが増殖していた、なんてことはありませんか?グッピー達に悪影響は無いのか、心配になりますよね。
そしてそもそもそのタニシの正体を皆さん知っているでしょうか?
果たして水槽に現れるタニシはグッピーの味方なのか敵なのか?今回はそんな疑問を解消していってみましょう。
タニシの正体とは?
実はタニシではなかった!?
皆さんがタニシだと思っているのは、実はタニシではなくサカマキガイ、またはモノアラガイという種類の貝なんです。
サカマキガイやモノアラガイは繁殖力が強くあっという間に増えてしまうこと等から、嫌われ者という意味の「スネール」と呼ばれたりします。
なぜいつの間にか水槽にいるの?
知らない間に気づいたら現れていた、という現象は、おそらく最初から水草にサカマキガイやモノアラガイの卵が付いていたということが考えられます。
グッピーに悪影響は無いの?
結論から言えば、サカマキガイとモノアラガイがグッピーに害を与えるということはあまり考えられません。
しかし、繁殖力が非常に強い貝達ですので、せっかく観賞用としてグッピーを飼っているのに、水槽の表面には貝がびっしり…なんてことになりかねません。
そして時にはあまりに増殖しすぎて水質を悪化させることもあると言われています。
以上の2点を踏まえたら、貝達は駆除した方が無難と言えるでしょう。
貝を退治する方法はあるの?
貝を駆除するにはいくつか方法があります。
まずは貝達を駆除する薬を入れる方法です。
市販で売られていますが、水質に影響を及ぼさないかどうか、しっかり薬の用途と容量、方法を守って使用しましょう。
次の方法は、サカマキガイとモノアラガイを食べてくれる別の生き物を水槽にいれるというものです。
有名な魚にはトーマシー等がいますが、貝達の駆除後にそれらの魚の餌を別途用意しなければならないという難点があります。
最後は、数が少ないうちに、または数が一定数の気になる個数になってきたら、こまめに手作業で取り除いて行く方法です。
これは手間はかかりますが、水槽の水質の安全性や環境を第一に考えるならば、一番安全で安心と言えるでしょう。