グッピーは繁殖力旺盛な魚で、家庭でも簡単に繁殖をさせることができます。
繁殖を自分の手で行えるのでグッピーの飼育に惹きこまれていく人も多く、気がつけば水槽を何個もセットしている、ということもよく聞く話です。
自分で繁殖をし始めると、最初は生命の誕生に驚かされ、感動させられるものですが、次第に繁殖に期待する目的が変化していきます。
次の段階にくると、自分のこだわりの品種作りをしたり、血統の伝統を守ったり、新品種を作ったり、それぞれ自分の明確な目的を持って取り組むようになっていきます。
グッピーは繁殖力が旺盛なのは有名です。
その反面とても短命な魚で寿命は1年少々とされています。魚でも1年少々しか生きられないのはかなり寿命が短いと言えます。
そんなグッピーは自らの寿命が短いことを知っているのでしょうか、生きている間にやれるだけのことをやろうという意気込みで、いつも全力疾走して動き回っています。
グッピーの出産の手順は次の通りです。
水槽内に数ペアのグッピーを飼っていると、オスとメスが交尾を行いメスは体内で受精します。
その後メスのグッピーは卵をお腹の中で育てて孵化させます。メスは孵化した稚魚を放出します。
これが出産と呼ばれるもので、深夜から早朝に始まり、5~6時間かけて10~100匹程度の稚魚を産みます。
グッピーの一生から考えると産卵時期は生後3ヶ月から約10ヶ月目となります。
産卵時期から外れる期間は、まだ生まれて間もない子供の頃であったり、老化して生殖機能が衰えた時くらいで、基本的にはそれ以外の時は常に産卵時期です。
グッピーは僅か1年少々しか生きられないため、元気な間はひたすら仔を生むために精力的に活動を行っています。
そして僅か1ヶ月に満たない28日程度の周期で出産を繰り返すことができるという驚異的な繁殖力を持ちます。
グッピーに限って言えば、一般の魚で言う産卵時期というものはそもそも必要のない言葉なのかもしれません。