グッピーは熱帯に住む魚で、原産地は南米です。飼育にあたってはその環境を忠実に再現してやるのが理想的ですが実際にはそうもいきません。
では、熱帯の環境に近付けるためにはどんな器具が必要でしょうか。
水槽
水槽はプラスチック製とガラス製があります。ガラス製の方が傷に強いというメリットがありますが、プラスチックと比べると重く、価格も高くなります。一方プラスチックは軽いのですが、汚れを落とす時に傷が付きやすいので注意する必要があります。
少し高価ですが衝撃に強いアクリル水槽もあります。
一般的に長い目で見るとグッピーを飼う水槽はガラス製が耐久性もありオススメです。
ヒーター
グッピーを飼育する上で適した水温は23℃・8℃です。
日本の気候ではこの水温を保つことが出来ないので水を温めるためのヒーターが必要になります。
そのヒーターの電源をON、OFFしながら一定の温度に保つのがサーモスタットです。
ヒーターとサーモスタットが一体型になったものや、温度調整機能付きの一体型のもの、温度固定式のヒーターなどがあります。
水温計
設定した温度が確実に保たれているか確認するためには水温計が必要です。グッピーを飼育する上で水温はもっとも重要な要素の1つなので、いつもチェックするようにしましょう。
濾過槽
グッピーが生活する中で、餌の食べ残しや、排泄物など水質を悪化させる要因は多数あります。
このような環境化で水をろ過して水質を安定させる役割を担うのが濾過槽です。
水槽の容量と飼育するグッピーの数に応じた濾過槽を用意しましょう。
ハイポ(塩素中和剤)
ハイポ(チオ硫酸ナトリウム)は水道水に含まれる塩素を中和させることにより、グッピーが生活できる水をつくることができます。いわゆるカルキ抜きと呼ばれる作業です。
底砂
底砂には水草を定着させるだけではなく、バクテリアの住処としての役割があります。バクテリアが食べ残した餌や排泄物を分解してくれます。
水草
水草はグッピーの生まれたての子供が育つまでの隠れ家になったり、親のストレスを和らげる役割を担っています。
ライト
水草の光合成を促進させたり、グッピーの生活に昼と夜を作ってやることにより健やかに育てることができます。
これらの機器を用いて水槽のセッティングを行うと、グッピーが快適な生活を送ることができます。