グッピーの繁殖のしくみ

グッピー (1)
グッピーは熱帯魚の中でも簡単に繁殖させることができる魚のひとつです。

様々な色彩や模様を楽しませてくれるだけじゃなく、繁殖を楽しんだり、自分流の交配ができることも人気の理由となっています。

グッピーの繁殖はオスとメスを同じ水槽に入れて飼うだけで良く、しばらくすると妊娠してメスのお腹が膨らんできて、やがて出産を始めます。

また、ある日気が付くと子供が生まれて泳いでいることもよくあります。

グッピーは胎生魚という種類に属し、卵を生むのではなく母親の腹の中で孵化します。

母親の腹の中で孵化した稚魚が出産されるところは、人間とよく似ています。

グッピーの妊娠から出産までの流れとしては、オスのグッピーが執拗にメスを後ろから追いかけて求愛をします。

そしてメスは妊娠するとお腹がだんだん大きくなり、破裂しそうなくらいパンパンに膨れ上がります。

そのころにはお腹の中が透けてうっすらと稚魚の姿が確認できます。

稚魚で生むのでとても繁殖が簡単で、良い環境を作るとみるみる数が増えていきます。

出産は1匹づつ稚魚が母親の腹の中から出てきます。

一度に生む稚魚の数は10匹~100匹程度で、成熟するほど一度に出産する数が増えます。

生まれたての稚魚はまだ動きが鈍く小さいので他の魚に食べられることが良くあります。

対策としては、水槽に水草などで稚魚が隠れることが出来る場所を作ったり、産卵ネット等を利用してグッピーの親や他の魚から隔離する方法などがあります。

出産を終えた親のグッピーは体力を使っているので疲れきっています。

できれば、しばらく他の魚と離して休養させてあげましょう。

休養を取り体力を回復した頃を見計らって元の水槽に戻してあげましょう。

元の水槽に戻るとまたすぐにオスに求愛され追いかけられます。

出産は1ヶ月弱の周期でこのような動きがずっと繰り返されますから、上手に繁殖させるとあっという間に驚くほどの数になります。

最初に水槽を作る時はオスとメスを数匹づつ入れておくと良いでしょう。気の合う相手を見つけたら、1ヶ月くらいで妊娠して出産を始めます。

また、新しく生まれた稚魚も生後4~5ヶ月ほどで妊娠出産ができるようになります。

このようなグッピーの習性を利用して数を増やしたり、自分だけの新品種を作ったり、伝統的な品種で色彩や模様を追求したり様々な楽しみ方を作り上げていくことができます。

もしかしたら自分の生み出した品種が品評会で賞を穫れる日が来るかもしれません。

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