冬期にグッピーの稚魚を飼育するときの3つのコツ


見るからに貧弱なグッピーの稚魚ですが、冬などの寒い時期はどのように飼育すればよいのか、分からないという方もいるのではないでしょうか。

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コツ1.低温は避ける

冬になり、寒くなると稚魚がパタパタ死んでいくことがあります。

稚魚に限らず、成魚も次々と死んでいくことがあり、なぜ?と首を傾げる飼育者もいるのではないでしょうか。

原因は様々ですが、稚魚の場合、元々十分ではない体力が尽きてしまったことが要因であることが多いです。

グッピーは比較的低温でも生育できますが、それは何とか生き延びているだけであり、決してグッピーにとって良いわけではありません。

水温18度以下になるような冬の屋内外の環境で成魚と同じ感覚で稚魚を飼育していると衰弱してしまい、冬を越す前に全滅してしまう可能性もあります。

よほど温かい地域に住んでいるのではなければ、冬場は水槽用のヒーターを使うことをおすすめします。

コツ2.水温変化に注意しよう

グッピーは変温動物であり、水の温度がそのまま体温に影響します。

そのため、短時間のうちに急激な水温の変化にさらされてしまうと体がついていけずに衰弱してしまうのです。

各種器官が未発達の稚魚はこの水温変化に弱いので注意しましょう。

水槽用のヒーターはつけっぱなしにしておくと暖め過ぎてしまうこともあります。

その日の気温や水温計、稚魚の様子を見てON・OFFを切り替えたり、特定の温度になると自動で作動するタイプのヒーターを使ったり、部屋の空調を調整したりして水温の変化をできるだけ小さくしましょう。

コツ3.できるだけ早く稚魚を大きくする

グッピーを入れている水槽の中には常に複数の病原菌がいます。

これらは常駐菌であり、どれだけフィルターを取り付けようと、小まめに掃除をしようとも完全に排除することはできません。

元々体力の少ない稚魚が冬期の環境に晒されることにより体力が減り、いつもなら重症化しないような微弱な常駐菌によって病気になってしまうことがあります。

病気にかからないこと、冬を越すこと、親との生存競争に勝つことなど、全ては体力勝負です。

できるだけ早いうちに稚魚を大きく育てることが、グッピーの稚魚を上手く育てる最大のコツといえるでしょう。

水温は26~28度の範囲を維持し、餌は小まめに与え、丈夫な体を作るために泳ぎ回るスペースを確保しておくと頑健なグッピーに育ちやすくなります。

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