シルバーベリフェラの飼育・繁殖方法


シルバーベリフェラは別名、シルバーセルフィンモーリーと呼ばれ、白銀の体と大きな背ビレが特徴的な卵胎生メダカの仲間です。

ボディの白は個体ごとに異なり、中にはスケルトンのように色の薄いものもいます。

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シルバーベリフェラの飼育方法! 混泳・水温・餌など

卵胎生メダカの仲間としては大きめに成長し、10cm前後になります。

そのため、グッピーなどより大きな水槽の方が飼育と繁殖をしやすいです。

飼育する数にもよりますが、60cm程の水槽に砂利や水草を入れ、水温25~27度、水質は中性~弱アルカリ性の環境を整えてください。

名の由来でもある大きな背ビレは迫力があって見ごたえがあるのですが、やや気の強い性格であるため水槽が小さかったり、障害物が少ないと縄張り争いなどで体やヒレが傷ついてしまいます。

また、稚魚が親に食べられてしまうこともあるためレイアウトを工夫するとともに、可能であれば成長するまで別の水槽に隔離して飼育するとよいです。

稚魚も成魚も何でもよく食べるので餌はメダカやグッピー用の人工飼料をメインに与えつつ、たまに生餌や冷凍餌をおやつとして与えるとよいでしょう。

稚魚も同じ餌で問題ありませんが、人工飼料への食い付きが悪いときは生餌を与えるとよいです。

生餌の動きが稚魚の食い付きを誘い、成長が早くなりやすいです。

シルバーベリフェラはキレイな水を好みますので、定期的に換水と掃除をしてください。

他種の熱帯魚と混泳させる場合は、水槽に十分な大きさがあることを確認した上で、生育域の重ならない熱帯魚を選んでください。

シルバーベリフェラの繁殖・遺伝

繁殖は容易で、オスとメスを同じ水槽で飼育していると自然と稚魚が生まれていることも少なくありません。

また、一度の交配で複数回の産仔をするので同種の親同士で交配を続ける限りシルバーベリフェラが絶えることはありません。

産仔周期は2~3ヶ月とグッピーに比べると長めで、妊娠期間は約1ヶ月です。

より美しいシルバーベリフェラを増やしたいのであれば、親の選定は欠かせません。

近縁個体同士での繁殖の繰り返しは奇形が生まれてしまうこともあるので、数世代ごとに新たに購入したシルバーベリフェラを使って繁殖させるなどして血を薄めるように工夫するとよいでしょう。

派手な模様こそないシルバーベリフェラですが、シンプルでありながら神秘的なその姿はどんなレイアウトの水槽にもよく映えます。

飼育、繁殖ともに手軽に行えるので、熱帯魚を育成したことがない初心者の方でも気軽に飼育を楽しむことができます。

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