モスコーブルーの飼育・繁殖方法

guppy
モスコーブルーは全身が鮮やかなブルーに染まった美しいグッピーです。

大きな尾ビレの付け根は淡く染まり、縁取るように色濃い端まで見事なグラデーションを描きます。

ブルーやネイビーが主流なモスコーブルーですが、実はブラックやパープル、グリーンなどカラーバリエーションは豊富です。

また、尾形はきれいな三角形が特徴的なデルタテールの他に、尾ビレの最初の条が長いリボン、条に沿って大きなヒレを形作るファンテール種などがいます。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

モスコーブルーの飼育方法!混泳・水温・餌など

比較的丈夫な体を持っているため、最低限の水環境に気をつけていれば飼育は容易です。

ただし、モスコーブルーは大きなヒレを持っているため、水流や混泳魚の種類には注意してください。

ヒレが傷ついてしまうと病気になったり、体調が悪化したりしてしまいますので、水流は弱めるよう工夫し、葉の硬い水草の使用は避けましょう。

混泳する熱帯魚はモスコーブルーと同じ中性~弱アルカリ性の水質で生育でき、体長はモスコーブルーと同程度の5~7cmのものが望ましいです。

コリドラスやオトシンクルスなどは性格も温和でモスコーブルーと同じ環境で飼育できるのでおすすめです。

ただし、繁殖が主目的である場合には、混泳魚によって稚魚が食べられてしまうこともあるので混泳を避けるか、稚魚を分けるなどの注意が必要です。

餌は稚魚のうちは食いつきがよく、丈夫な体に成長しやすいブラインシュリンプなどの生餌がおすすめです。

ある程度育ってからは健康を保つのに必要な栄養が備わっている人口餌がよいでしょう。

モスコーブルーの繁殖・遺伝

通常、色の遺伝では色の濃い方が優先して遺伝されます。

しかし、このモスコーブルーを別品種のグッピーと交配させた場合、特徴的な青色が失われてしまい、元に戻すのがかなり難しくなります。

モスコーブルーはモスコーパンダやフルブラックの元になった品種と言われているのですが、自力でこれらの品種を作り出し、系統繁殖を安定させるためには、根気強く交配を繰り返す必要があるでしょう。

しかし、それゆえ挑戦のしがいがあります。

まずはモスコーブルー1品種でグッピーの飼育、繁殖方法のコツを覚えたあと、モスコーブルーを元に自分だけのオリジナルグッピーの創造に乗り出すと面白いと思います。

また、モスコーブルーは様々な尾形を持たせることもできますので、最初とは違う尾形の個体を作り出し、自分の好きな姿に整えることもできます。

こういった意味では初心者だけでなく、グッピーの飼育に慣れた中級者以上にもおすすめのグッピーといえるでしょう。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする