あなたはグッピーの稚魚が生まれてくる瞬間を見たことがありますか?
小さな稚魚が母体から出てくる瞬間というのは何度見ても感動的な場面であり、グッピーを飼育しているのであれば一度は見ておきたい瞬間です。
しかし、初めてグッピーを飼育するという方にとっては最も待ち遠しい瞬間であるのと同時に、最も不安な瞬間でもあると思います。
そんな不安を取り除けるよう、そして、グッピーの出産を万全の状態で迎えられるように本記事をご参照ください。
グッピーは卵を産まない
グッピーはメダカの仲間ですが、メダカのように水草へ卵を産んだりしません。
メスのお腹の中で受精を行い、受精卵はそのままお腹の中で孵化して、泳ぎ出せる稚魚の状態になってから産まれます。
このような生まれ方を卵胎生といい、グッピーの他にもプラティやメバルがこの生まれ方をします。
グッピーの妊娠から出産までの流れ
グッピーがどのタイミングで受精したか、それを見抜くのは至難ですが、妊娠が進むと色々と特徴が出てくるので初心者の方でも簡単に分かるようになります。
最も分かりやすい特徴はメスのお腹が膨らむことです。
このとき、種類によってはメスのお腹が透けて、中にいる稚魚の目などが確認できます。
グッピーの妊娠期間は約1ヶ月で、出産が近くなったグッピーは他のグッピーが近づくのを嫌がったり、ジグザグに泳いだり、水草や障害物の中に隠れたりします。
こうなってくると、いよいよ感動の瞬間が近いと言えます。
産卵箱に移したり、水草を増やしたりして稚魚の誕生に備えましょう。
体長0.5~0.8cmの稚魚が生まれてくる
稚魚の生まれ方は様々です。
理想的なのは、頭からスムーズに泳ぎ出るような生まれ方ですが、いつもうまくいくとは限りません。
逆子状態で生まれてしまったり、二つ折りのU字型で生まれてしまったりすることもあるのです。
そして時には、稚魚が泳ぎ出せないのに出産が始まってしまい、半透明の膜に包まれた未発達な状態で生まれてしまうときや、無精卵の膜だけが出てしまうときもあります。
膜に包まれた稚魚が自力で膜を破って外に出ることができれば良いのですが、膜の中で力尽きてしまうこともあります。
どのような生まれ方であっても、無事メスグッピーの体から出て稚魚が餌を食べるようになればひとまず安心です。
卵胎生のグッピーは稚魚の生存率が高いので、適切な飼育環境と親に食べられないように気をつけていれば簡単に数を増やすことができます。
しかし、特別なことが必要ないということは、それだけ日頃の飼育が重要ということでもあります。
飼育に慣れてきても定期的な水質・水温チェックは欠かさないようにして、いつでも稚魚を迎えられる環境にしておきましょう。