グッピーが繁殖して増えすぎたらどうすれば良い?

グッピー (1)
グッピーは卵胎生魚という分類の魚で、卵を生むのではなくお腹の中で孵化した稚魚を産みます。

この出産の仕方は、生まれた卵が食べられない、カビが生えないなど稚魚の生存率を上げるためにとても良くできています。

さらにグッピーは繁殖力が旺盛ですから、月に一度くらいは出産します。

産む稚魚の数は成熟した個体なら100匹に上ります。

この安定の良いグッピーの繁殖のしくみですが、時として悩みの種となることがあります。

天敵のいない水槽で繁殖することで、グッピーは次から次へと増えすぎていきます。

そして気が付いた時には驚くほどの数になっています。

最初は繁殖の生存率を上げるために産卵箱を使っていたものが、次第に放っておいても自然に増え始めて、やがて手がつけられなくなります。

こうなると不思議なもので、親や他の魚からもあまり食べらることなく永遠に増え続けそうに思えます。

無限に増えそうな繁殖の勢いを見せられると、焦りを感じてどのように対処すれば良いかわからなくなってしまいます。

でもその時、少し冷静になって考えてみてください。繁殖はオスとメスがいるから行われるので、実は簡単に対策ができます。

すでにお気づきと思いますが、オスとメスのグッピーの水槽を分ければ良いのです。

そうすれば、妊娠することもないので出産もしませんから増えすぎを防ぐことができるのです。

水槽を2つも設置できないという方は、水槽を2分割できる仕切りを使ってオスとメスを隔離します。

繁殖させたくなったら、仕切りを取り払えば良いのです。

では増えてしまったグッピーはどうすれば良いか?

これは、賛否両論ありますがどうしても減らしたい場合は処分するようになります。

処分の仕方としては、水槽にいる成魚に食べさせる方法があります。

それでも減らない場合は自分の手で処分したり、肉食魚の餌にします。

あと、これはあまりオススメではありませんが、グッピーに餌を与えるのを止める方法があります。

お腹を空かしたグッピーは空腹に耐えられなくなり、共食いを始めますので数が減っていきます。

このやり方は数こそ減りますが、グッピーは餌を与えられないので決して良い状態で飼育されているとは言えません。

無計画に繁殖させた後、不要だからと処分してしまうのは不条理で可哀想です。

増えすぎで処分するようなことにならないように、グッピーを飼育する時は、あらかじめ計画を立てた上で繁殖をさせたいものです。

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