ゴノポジウムとは、グッピーのオスにある交接器のことです。
グッピーのオスはこのゴノポジウムを使って、メスの体内へ自分の精子を送ります。
しかし、中にはゴノポジウムが機能していない、または機能しづらいグッピーもいます。
それはどんなグッピーなのか、そして、そんなときはどういう風に対応すればいいのでしょうか。
ゴノポジウムとは?
成長したオスの尻ビレを見てみると、細長い三角形をしていると思います。
これがゴノポジウムであり、やや四角形をしているメスの尻ビレとの違いは一目瞭然です。
姿で見分けの付けづらい種類のグッピーや、グッピーの飼育に慣れていない初心者の方は、この部分を目安にオスとメスを見分けると良いでしょう。
この尻ビレの違いは生まれつきあるのではなく、稚魚が産まれてから3、4週間経過した頃にオスだけが尻ビレが伸長して三角フラッグのようになります。
ゴノポジウムが機能しない種類とは?
ゴノポジウムが機能不全になりやすいのは、リボンやスワローなどのヒレが大きく広がる種類のグッピーです。
これらの種類は遺伝子によって尾ヒレだけでなく、背ビレや胸ビレ、尻ビレも全て拡大される傾向にあり、素早く交尾をするために必要な尻ビレの鋭敏さが失われてしまうのです。
ごくごく希に、リボンやスワローのオスがメスを妊娠させることもありますが、意図的に交配を成功させることは殆ど不可能に近いです。
そのため、リボンやスワローの繁殖にはそれぞれの形質を持つメスと、ノーマルのオスを使うことが一般的です。
リボンやスワローを表す遺伝子は常染色体上にあるので、メスからでも遺伝されます。
まとめ
ゴノポジウムとは、グッピーのオスの尻ビレが変形してできた交接器のことです。
ゴノポジウムの形はグッピーの種類や個体によって多少異なり、細長い三角形をしているものもいれば、剣先のように伸びているもの、お腹の真ん中当たりに生えている他のヒレより少々長い程度のもの、など様々です。
グッピーは細長く伸びたこの尻ビレで素早く交尾を行うため、リボンやスワローなどのヒレが大きく広がる種類のグッピーでは、オスが繁殖機能を失っていることもあります。
しかし、リボンやスワローはメスからも遺伝されるので、繁殖にリボンやスワローのメスとノーマルのオスを使えば問題ありません。
ゴノポジウムは繁殖に必要なだけでなく、オスとメスを見分けるのにも役立つので、一目でゴノポジウムがどれか分かるようになると、飼育がスムーズに行えるでしょう。