シルバーミッキーマウスプラティーは純白のボディとスケルトンなヒレを持ち、尾ビレの付け根にミッキーマウス形の黒い模様が浮かび上がっている大変かわいらしいプラティーです。
プラティは別名ムーンフィッシュと呼ばれ、こちらの名前で知っている方も多いのではないでしょうか。
シルバーミッキーマウスプラティーの飼育方法! 混泳・水温・餌など
プラティーはグッピーと異なり、オスとメスでヒレの長短や体の色にあまり差はありません。
メスが卵ではなく稚魚を生む、卵胎生という繁殖形態上、メスの方が体が一回り大きいです。
また、オスは尻ヒレが棒状に変形してゴノポジウムと呼ばれる生殖器になります。
体長は約4~6cmと小柄なため、30cmの小型水槽からでも手軽に飼育を楽しめます。
自然状態でも容易に繁殖を行うため、最低限の飼育環境に気をつけていれば簡単に数が増えます。
そのため、最初から大きめの水槽を用意しておくと稚魚が生まれた時などにも安心して対応できます。
シルバーミッキーマウスプラティーの数に対して水槽が小さかったり、水草などによる隠れ場所が少ないと稚魚が食べられてしまう可能性があります。
レイアウトを工夫したり、稚魚を別水槽に隔離したりするなどして守ってあげてください。
シルバーミッキーマウスプラティーはグッピー同様、大人しい熱帯魚なので、比較的混泳が簡単です。
混泳相手としては、シルバーミッキーマウスプラティーと同じくらいの大きさで気性の荒くない品種にしましょう。
シルバーミッキーマウスプラティーと遊泳域が重ならないものであれば理想的です。
選り好みしない食性なので、餌は何でも構いません。
手軽で保存の効く人工飼料がおすすめですが、その他にも生餌や冷凍餌なども喜んで食べます。
特に稚魚は生餌の方が食い付きがよく、丈夫に大きく成長しやすいです。
水を正常に保つため、フィルターを取り付けてあげると良いでしょう。
底面タイプやスポンジタイプのものがおすすめです。
水槽の底に置く砂はシルバーミッキーマウスプラティーの体を傷つけないよう、丸みのあるもので水質を変化させないものが好ましいです。
シルバーミッキーマウスプラティの繁殖・遺伝
シルバーミッキーマウスプラティは遺伝的にも安定しているため、同種の親を掛け合わせ続ける限りは見た目の大きくことなるプラティが生まれることはありません。
中にはシルバーが薄かったり濃かったり、ミッキーマウス形が崩れてしまっている個体も生まれることがありますが、それらは親の選定をすることである程度防げます。
容易に繁殖できることがメリットである反面、別品種のプラティと混泳してしまうと雑種が生まれてしまう可能性も高いので、できるだけ同じ品種のみでの飼育をおすすめします。