稚魚のときはみんな小さなメダカのように見えるグッピーですが、生後一ヶ月もすると性別の特徴が出てきて見分けられるようになります。
そんなグッピーの性別を簡単に見分けられる3つのコツをご紹介しましょう。
コツ1.妊娠点
最も簡単にグッピーの性別を見分けられるのが妊娠点です。
メスのお尻付近にある黒点のことで、形としては三角形に見えたり、いびつな四角形に見えたりします。
稚魚のうちは妊娠点は見えませんが、成長するにつれて色がついていき、生後一ヶ月もすると殆どのメスグッピーに見られるようになります。
殆ど、といったのはアルビノなどの例外があるためです。
色素細胞の働きの弱いアルビノなどの白系のグッピーでは妊娠点は黒く見えず、じっと目を凝らして肌色っぽく見えるか見えないか程度の色合いなので一ヶ月の稚魚では判断が難しいのです。
そんなときは次のコツを参考にしてください。
コツ2.ヒレの形
ヒレの中でも一番分かりやすいのが尻ビレです。
グッピーのお腹の下にあるこのヒレは、メスだと丸みを帯びた形をしているのに対して、オスはゴノポディウムと呼ばれる交接器になるため細長い三角形をしているのです。
その他の尾ヒレ、背ビレ、胸ビレに関しても全体的にオスの方が大きくなります。
コツ3.見た目が地味か派手か
ここまでに紹介した2つのコツを使えば、グッピーの性別を見分けることは簡単だと思います。
しかし、中には成長の遅いグッピーであったり、性別の特徴があまり現れておらず見分けに確信が持てなかったり、ということもあると思います。
そんなときはグッピーの模様や色で見分けていきましょう。
一般的に、グッピーのメスはメダカのような地味な見た目をしていて、オスは鮮やかな色や模様を持ちます。
例えばモスコーパンダというグッピーは、オスの体の上半分が白く、下半分はくなっていてまるでパンダのように可愛らしい見た目をしているのですが、メスは地味な灰色をしているので、妊娠点やヒレの形を確認するまでもなく一目で性別が分かります。
このように見た目での判断ができるようになるのは、妊娠点で判断できる一ヶ月よりも少し後になります。
なので、まずは妊娠点で判断してみて、それでも性別に確信が持てなければヒレの形や見た目から複合的に判断してみてください。
今回ご紹介した3つのコツを参考にしていただければ、グッピーを飼ったことがないという初心者の方でも簡単にグッピーの性別を見分けることができるようになるでしょう。