
グッピーを小さい水槽で飼うことはできますが、そのためには重要なポイントが2つあります。
それは、「飼育数」と「ろ過力」です。
水槽が大きければ大きいほど、ろ過力は高くなり、水質が安定するのでグッピーをたくさん飼うことができます。
つまり、小さい水槽ではろ過力を安定させることが難しく、上手にグッピーを飼うためには如何にしてろ過力を安定させるか、が肝要となるのです。
では、30cm水槽などの小さい水槽でグッピーを飼うときには、具体的にどのようにすればいいのでしょうか。
30cm水槽の場合
30cm水槽で飼育するときは、グッピーを増やさないことに注力しましょう。
グッピーは一年中いつでも出産でき、また一ヶ月という短いサイクルで10~30匹の稚魚を繰り返し出産します。
そのため、気がつくとあっという間に30cm水槽では飼いきれないほど数が増えてしまうのです。
30cm水槽での飼い始めには、オスとメスを一匹ずつ、あるいはオス一匹にメス二匹を揃えると良いでしょう。
飼育を始めたばかりの頃は、事前に一ヶ月かけて水を作っていない限り、水槽中のバクテリアが少なく、グッピーに合った水ができあがっていません。
グッピーのメスが稚魚を産む前に、水中のバクテリアが増殖し、老廃物などをきれいにしてくれる循環サイクルを確立させるようにしましょう。
そのためには、ろ過フィルターを入れたり、底砂を敷くことが効果的です。
30cm水槽に入れるろ過器は一般的な壁掛けや上部式よりも、投げ込み式のものがおすすめです。
投げ込み式は他のろ過器に比べればろ過力は劣りますが、発生する水流が少ないのでグッピーに優しいのです。
また、底砂を敷くことでそこにバクテリアが定着し、水槽のろ過力が向上して水質が安定しやすくなります。
バクテリアで無害化しきれない食べカスや微小な有害物質は、スポイトを使ったり、水換えをしたりして取り除きましょう。
30cmよりも小さい水槽の場合
30cm水槽以下の小さい水槽や容れ物でグッピーを飼うことはあまりおすすめできません。
しかし、どうしても小さい水槽で飼育するときは、繁殖は諦めた方が良いでしょう。
繁殖させなければ数を一定に保つことができるので、水質も安定させやすく、グッピーに必要なスペースも確保しやすくなります。
グッピーが寿命などで減ってしまったときは、同性のグッピーを追加しましょう。
ただし、繁殖が目的ではないので、通常はタブーとされている複数種のグッピーを同時に飼うことができます。
まとめ
30cm水槽やそれ以下の小さい水槽でグッピーを飼うときは、「数を抑えて、水槽のろ過力を安定させる」と上手く飼うことができます。
大きな水槽で泳ぐたくさんのグッピーには迫力がありますが、小さな水槽で暮らすグッピーにも慎ましやかで可愛らしい魅力があります。
これからグッピーの飼育をしたいと思っている方は、ご自分の家の設置スペースやどれくらい世話できるかを事前にしっかりと考慮された上で、最適な飼い方でグッピーの飼育を楽しんでいただければと思います。