グッピーの稚魚が餌を食べないときの3つの対処法

グッピーの稚魚を大きく丈夫に育てるためには、小まめな餌やりが欠かせません。

しかし、いくら餌を与えても食べなかったり、少しかじる程度で食べ残しがいつも水に沈んでいたり、となかなか餌を食べてくれない困った稚魚もいます。

そんなときは以下の3つの方法を、餌を食べない稚魚に試してみてください。

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1.しばらく待つ

産まれたときの発育状態やタイミングよっては、稚魚にヨークサックという栄養袋が付いていることがあります。

この栄養袋を持っている稚魚は、その袋がなくなるまで餌が必要ないのでしばらく様子を見ましょう。

栄養袋がなくなるまでは数日かかることもありますが、1日でなくなることもあるので、いつでも餌を与えられるように準備をしておきましょう。

2.餌を細かくすり潰す

稚魚に与える餌はそれまでグッピーの成魚に与えていた人工飼料などで問題ありませんが、稚魚が食べやすいように細かくすり潰してから与えましょう。

餌が遠くにあると稚魚が食べにくいので、スポイトを使って稚魚の近くに置いてあげると良いです。

数時間経過し、水を吸って劣化した餌を稚魚はあまり食べないので、そういった古くなった餌はスポイトで取り除き、水が汚れるのを防ぐとともに常に新鮮な餌が供給されるようにしましょう。

3.餌を変える

細かくすり潰した餌も食べないときは与える餌を変えましょう。

よく言われる稚魚の食いつきが良い餌は、孵化させたブラインシュリンプです。

産まれたばかりの稚魚は動きが鈍く、積極的に自分から餌に近づくことが少ないです。

しかし、孵化させたブラインシュリンプは自ら動き回るので稚魚に近づく機会が増え、さらにブラインシュリンプの動きが稚魚の食いつきを誘うので必然的に食べる量が増えます。

これに加え、ブラインシュリンプは栄養価も高く、消化も良いので、稚魚にとってベストな餌と言われているわけです。

このとき、ブラインシュリンプの卵の殻を稚魚が食べないように注意しましょう。

少量であれば問題ありませんが、稚魚が多量に摂取してしまうと消化不良や腸詰まりを引き起こす原因となってしまいます。

様々な利点のあるブラインシュリンプですが、卵から孵化させるには手間がかかり、また食べカスによって水を汚しやすくなるという欠点もあります。

毎回ブラインシュリンプを孵化させて与えられるならそれに越したことはありませんが、これを実現できる人はそういないでしょう。

そんなときは、ブラインシュリンプなどの生餌を加工して作られた人工飼料の使用をおすすめします。

ブラインシュリンプエッグを殻なしに加工したものや、ブラインシュリンプを乾燥させたもの、乾燥したアカムシを使ったものなど、様々なタイプの餌があります。

この3つの方法を試していただければ殆どのグッピーの稚魚は問題なく餌を食べてくれることと思います。

グッピーの最大にして唯一の成長期は、生後一ヶ月ととても短いので、この機を逃さずにしっかりと餌を与えて元気なグッピーに育て上げましょう。

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