グッピーに日光が当たっても良い?日光が悪いとされている理由と正しい対応の仕方

グッピーに日光が当たっても良い?日光が悪いとされている理由と正しい対応の仕方
グッピーの水槽を置く場所について考えたとき、多くの人は日光のあまり当たらない場所への設置を検討すると思います。

これは決して間違いではないのですが、実はグッピーにとって日光は必ずしも避けなければいけないものではありません。

正しく対応すれば、光を当てることでより美しいグッピーを飼育することができるようになるのです。

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日光が悪い2つの理由

日光はどうして悪いものとされているのでしょうか?

それは日光そのものが害悪なのではなく、日光が当たることによってもたらされる副事象が水槽の環境を悪くしてしまうからなのです。

1つは、日光によって水槽内の温度が上昇することです。

長時間日光が当たり続けてしまうと、グッピーにとって不適切とされている30℃越えの水温になってしまう他、急激な水温上昇による体力の消耗や衰弱の恐れがあります。

2つ目は、日光によって水槽内にコケが増えてしまうことです。

コケが増えてしまうと水が緑に濁って汚れたり、水中の酸素が不足してグッピーが住みにくくなってしまいます。

日光が良い理由

一方で適度な日光浴はグッピーの体表にあるメラニン色素を刺激し、発色を良くしてくれるとされています。

これは天然の陽光に限らず、室内の電灯や水槽に取り付けているライトにも期待することができるので、一日のうち数時間はグッピーに光が当たる時間を確保してあげるようにしましょう。

しかし、アルビノのようなメラニン色素の少ないグッピーは紫外線の悪影響を受けやすいので注意が必要です。

不要な日光の防ぎ方

前述した2つの理由から、グッピーの水槽は直射日光の当たらない水平な場所への設置が望ましいとされています。

しかし、窓から差し込む光が水槽に当たってしまったり、家具の配置の都合からどうしても光を避けられないときもあると思います。

そんなときに役立つ、光の防ぎ方についていくつかご紹介しましょう。

最も効果的なのは窓に遮光カーテンをかけることです。

普通のカーテンでも効果はありますが、遮光カーテンは生地が厚いので室内の温度上昇を防ぐことができ、防音効果をも得ることができます。

また、水槽を発泡スチロール、ポリプロピレン板、プラスチックダンボールなどで覆うことも有効です。

これらはホームセンターで手軽に購入でき、カッターナイフやハサミで簡単に加工できるので、特に日差しのキツイ夏場だけの一時利用にもおすすめです。

保温・遮光に効果的なだけでなく、水槽の背景に利用することもできるのでレイアウトに凝ることもできます。

完全に光を遮断するのではなく、適度に光を当てて健康的で美しいグッピーを育てていきましょう!

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