ゴールデンフルレッドの飼育・繁殖方法


ゴールデンフルレッドは体の前方にゴールド、あるいは白金の色抜きが出るグッピーです。

扇形の尾ビレを閃かせて泳ぐ姿はまるで火を纏った彗星のようです。

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ゴールデンフルレッドの飼育方法! 混泳・水温・餌など

ゴールデンフルレッドを飼育するときには、水が清浄であることはもちろん、水温と水質、そして水流に注意してください。

水温は18~26度、水質は中性~弱アルカリ性が望ましいです。

ゴールデンフルレッドは尾ビレの大きな個体が多いため、過度な水流は尾ビレの形成を妨げたり、傷つけたりしてしまいます。

レイアウトを工夫して強い水流が生まれないようにしましょう。

また、底砂も角張った石が多いとゴールデンフルレッドの体を傷つけてしまうので、できるだけ丸いものを選ぶとよいでしょう。

他の種類の熱帯魚と混泳させる場合には、十分な大きさの水槽を用意した上で、コリドラスなどの大人しく小型のものを選びましょう。

ゴールデンフルレッドのヒレを傷つけないよう、あまり活発に泳ぎ回らない種類がよいです。

生餌や冷凍餌、人工飼料まで何でも食べますが、おすすめは必要な栄養の揃った人工飼料です。

人工飼料は長期保存が可能で、劣化しづらく適正量を与えやすいです。

ゴールデンフルレッドの繁殖・遺伝

グッピーの遺伝子は人間と同様の働き方をしており、オスとメスが共通に持つ常染色体と、雌雄を決定付ける性染色体の上に、グッピーの多種多様な形質を表す遺伝子が乗っています。

基本的に遺伝子は二つ一組であり、それぞれ親から一つずつの遺伝子をもらいます。

ゴールデンフルレッドの場合、ゴールデンを表現する遺伝子(b)は劣性であるため、優性の遺伝子(B)とペアになった場合はゴールデンが体現されません。

ゴールデンが表れるのは、劣性遺伝子同士が揃ったホモ(bb)の時のみです。

また、ゴールデンを表す遺伝子はオスとメスが共に持つ常染色体上にあります。

このため、両親ともにゴールデンであれば、生まれてくる子供は全てゴールデンとなります。

グッピーの繁殖能力は高く、一度の交配で複数回の出産をします。

加えて、メスは出産経験を重ねるほど一度の交配で出産する回数が増すため、自然交配でも十分過ぎる繁殖をさせることができでしょう。

フルレッドもゴールデンも、他の遺伝子が入らない限りは失われないため、安定して繁殖を続けることができます。

一方、赤色の濃淡や色味の違いなど、個体によって形質の現れ方は異なります。

ゴールデンの入り方も、細い筋状のものであったり、頭から腹にかけて広範囲に渡るものであったりと様々です。

初心者でも気軽に繁殖を行えるゴールデンフルレッドはその魅惑的な見た目を自分の理想に近づけることもでき、初心者だけでなくグッピーの飼育に慣れた中級者でも飼育を楽しむことができる品種です。

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