メデューサの飼育・繁殖方法

guppy
メデューサは、体の大部分にマダラ模様の入ったグッピーです。

ギリシャ神話に登場する怪物、メデューサの名を冠するだけあって、その見た目は一目で心を惹きつける怪しい魅力があります。

レース状のなめらかな尾ビレには黄やオレンジの色彩が滲み、中には体に薄っすらと青緑の光沢を纏う個体もいます。

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メデューサの飼育方法! 混泳・水温・餌など

メデューサは水のphが中性付近の環境で生息できる熱帯魚です。

飼育が手軽で安価に入手できることから初めて熱帯魚を飼う人に最適ですが、健康で長生きさせるためには水質は中性~弱アルカリ性を保ち、冬は水槽用のヒーターを使うなどして水温を20度以下にしないよう注意してください。

手入れをしないでいると、水質はメデューサの排泄物や食べ残しなどによって徐々に酸性に近づいてしまいます。

これを防ぐため、数日に一度くらいのペースで少量ずつ水を入れ替えましょう。

また、餌は食べ残しが出ないよう、過剰に与え過ぎないよう注意してください。

餌にはグッピー用の人工飼料がお勧めです。

顆粒状のものは水を含んで水中に沈んでしまい、食べ残しとなってしまうこともあるので、長時間水面に浮かぶフレーク状のものがよいでしょう。

適当な餌と整った水質環境で飼育されたメデューサは3~6cmの大きさに育ちます。

メデューサと混泳させるのは、同程度の体長でメデューサのヒレを傷つけない穏やかな熱帯魚にしましょう。

性格の穏やかな熱帯魚であっても、生息域が重なり過ぎていると遊泳の際にメデューサのヒレを傷つけてしまうことがあります。

水槽に十分な大きさがない、あるいは繁殖を検討している場合などはコリドラスなど水底を主な生息域としている熱帯魚がお勧めです。

メデューサの繁殖・遺伝

メデューサはプラチナとレースの遺伝子を持つ品種です。

プラチナはオスの上半身を銀、または金にする遺伝子で、レースはオスの体にコブラ模様を浮かべる遺伝子です。

どちらもオスに影響する遺伝子であり、また、尾ビレの開きを悪くしてしまいます。

この遺伝的特性上、同じ品種の親を使って繁殖させた場合、尾ビレが三角形に整ったデルタテールの個体を得ることは難く、多くがヒレの中央が落ち込んでしまったバタフライテールの個体になってしまいます。

また尾の形を崩してしまう要因として、遺伝の他に水流も挙げられます。

メデューサに限らず、グッピーはその独特な外見を得るために遊泳力を犠牲にしてしまいました。

そのため、水流の影響を受けやすく、大きなヒレが強すぎる水流によって傷ついてしまうこともあるのです。

尾の形は好みが分かれるかもしれませんが、どのような形もメデューサ特有の色彩と模様の魅力を損なうことはありません。

また、繁殖や飼育環境の影響で姿形の予想できない子供が生まれることも、このメデューサという品種の醍醐味の一つといえるでしょう。

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