皆さん、グッピーの病気のひとつである腹水病というものをご存知ですか?腹水病は、放っておくと死に至る恐ろしい病気です。
今回はその腹水病の原因を知り、対策をしっかり確認して行きましょう。
腹水病の原因と症状
病原菌、エロモナス菌
腹水病の原因菌は、エロモナス菌という病原菌です。
残念なことに、この病原菌は感染する感染病なのですが、実は水槽内には常在している菌なのです。
なので、どのグッピーも腹水病にかかる恐れがあります。
グッピーのお腹がパンパンになっていませんか?
腹水病は内臓疾患の病気であり、内蔵に炎症を起こし水がたまって腫れてしまっているので、お腹がパンパンに膨らんで見えます。
注意したいのはメスの妊娠ではないかという勘違いです。
ですがオスならば見分けるのは比較的簡単です。
もしオスに腹水病の症状が見られたら、メスのお腹の膨らみも病気ではないかと一度疑うべきでしょう。
腹水病になってしまった時の対策
まずは隔離をしましょう
病気を発症してしまったと思われるグッピーは、他のグッピーに病気を移さない様に直ちに別の水槽に隔離しましょう。
隔離したグッピーだけでなく、残されたグッピー達に異変が無いかどうかも、しばらくきちんと観察を続けて下さい。
初期段階であれば治療をしましょう
食欲・体力があり、糞がまだ白色になっていなかったら、もしかしたら病気も初期の段階かもしれません。そんな時はきちんと治療を施してあげましょう。
餌のやり過ぎは急激に病状を悪化させる可能性があるので、餌はごく少なく、その代わりにパラキソリンという薬餌を与えてみましょう。
その他にも、水30Lに対して純ココアを5グラム程度入れ、グッピーを薬浴させてあげるココア浴という治療法も病気に効果があるとされています。
水質管理を見直しましょう
週に1回の水換えや、水温チェック、pHチェック検査などをしっかり行うことが大切です。
皆さん是非水質状態の見直しをし、腹水病を未然に防ぎましょう。